9. パトロール(地域のパトロール)

②私服巡回では効果は薄い?

2016年04月25日 18時01分

警察の中にも、制服を着てパトロールしている人もいれば私服警官も存在します。
私服で活動していたとしても地域の安全を守る人々はたくさんいらっしゃいますが、
それは子どもの安全を守るためにいかがなものなのでしょうか?
 
例えば、悪いことをしようとしている人は、横に警察官が現れたら悪事をやめるでしょう。
スピードを出しやすい道路に警察官に模した人形を立てておくのも、
スピードを出さないようにする抑止力となり得ます。
明らかに警察がいるという場所では、
悪人も悪いことをしようとは思わないのではないでしょうか?
 
こちらから不審者を見つけることができるのであれば問題ないですが、
いかにも不審者という服装をしている方が案外普通の方だったり、
逆に不審者がきれいな服装をしているということは十分にあり得ます。
ベテランほど地域にうまく溶け込んで生活をすることになりますので、
そのような不審者が子供たちに危害を加える必要はあります。
 
向こうから歩いてくる人物を見て不審者かそうでないかの判断は、
大人でさえできるものではありません。
ましてや、素直な子供がそれを判断できるはずがないのです。
 
優しい子供の中には、登下校中に困っている人を助けようとしたり、
見て見ぬふりできないという子もいるのではないかと思います。
そういった子供たちが不審者から道を聞かれると、
素直に相談に乗って犯罪に巻き込まれてしまうこともあるのです。
 
もちろん心の豊かな子供を育てるうえで、そのような行為は非常に素晴らしいのですが、
人には優しくという教育以外に、知らない人にはついていってはいけないという教育も、
子どもを安全に守るためには不可欠なのです。
 
ただし、大人であればその線引きがしっかりとできるのではないかと思いますが、
まだまだ小さな子供には判断がつきにくいところでもあります。
心の優しい子供の場合は、尚更人助けをしようと感じるはずです。
そして、いつか知らない人の道案内を買って出てしまったりするかもしれません。
 
子どもを狙った犯罪は、そのような子供の素直な心を利用することが多いです。
そのような卑劣な犯罪者から子供を守るためには、
地域のパトロール活動が必要不可欠になってきます。
 
そして、そのパトロール活動をしているという事実を周りにわからせるために、
パトロール隊のチームTシャツを作ることが必要になってきます。
子どもの目線から見てもパトロール隊だと判断させる必要がありますし、
不審者が、パトロール隊がいるから犯行に及べないという状況を作りだしましょう。
 
学校で率先して作るのもよいかと思いますが、教育委員会やPTAなどで、
そのパトロールTシャツのデザインを取り決めるとよいでしょう。
そして、学校の全校集会などでそのTシャツを見せることによって、
生徒たちにも大人がパトロールしてくれているということを伝えることができます。
同時に、困ったときにはこのTシャツを着ている人を探して頼ればよい、
ということを理解することもできます。
 
人通りの少ない裏道や信号待ちをしているようなときなどにも、
そのTシャツを着て子供たちを見ているということがわかると、
子どもたちも安心して行動することができるのではないかと思います。

仮に不審者に道を聞かれたときには、やさしい子供であったとしても、
まずはそのTシャツを着ている大人に相談するという手段を取らせることも可能です。
一度は不審者と接触してしまうかもしれませんが、
間に大人を挟むことによって子供が犯罪に巻き込まれるリスクを一気に減らすことができるのです。
 
もちろん、パトロール隊は子供たちを守るためだけに存在するわけではありません。
メインは子供たちが安心して学校などに通えることなのかもしれませんが、
パトロール隊がいることによってスリやひったくりなどの地域の犯罪なども、
徐々に減っていくことになるのではないかと思います。
 
パトロール隊は警察官とは異なりますので、逮捕するなどの権利はありません。
しかし、地域の安全を守るために回っている団体という肩書がありますので、
同じようにその地域の犯罪は減っていくのではないかと思います。
 
逆に、パトロール隊がいるから絶対に犯罪が起きないというわけではありません。
犯罪の抑止力になることには間違いないのですが、
あまりパトロール隊に依存してしまうと大きな犯罪に巻き込まれる可能性も出てきます。
 
子どもたちの安全を守るためには、パトロール隊の存在も知らせつつ、
知らない人にはついていってはいけないという教育を徹底させる必要があります。
子どもが豊かな心を作るためには様々な人との交流も必要ですが、
安全第一ということでしっかりとした教育をしていくようにしましょう。